今週のお題「おやつ(泣きじゃくりながら食べたトルコアイス)」
これから何をする?
人を喜ばせるために何かをするときってわくわくするよね。
喜んてくれるかな?
笑顔を見せてほしいな!
そんで、実際にやってみる。
たとえば、プレゼントをあげる。
料理をふるまう。
何かを教えてあげる。
でも、喜んでくれなかった……
ってなると、ほんっと、がっかりするよね。
理不尽だけど裏切られた気分にもなるよ。
良い反応を期待していただけにね。
それが、喜ばないどころか、怒られたらどう思う?
もう、期待した自分が情けなくなって泣きたくなるよ。
これは僕が小学生の頃の話。
僕には4つ年上の姉がいる。
姉が近所のコンビニでアイスを買ってほしいと僕に頼んできたある夏の日。
喜んでアイスを買いに行った。
すごくワクワクしてた。
なぜって?
姉がアイスを見て喜ぶ姿や、二人で美味しくひんやりアイスを食べる絵を想像したんだ。
コンビニに着いた。
何を買おうか、種類は聞いていなかったけど、なんとなく美味しそうだからトルコアイスを買った。
長くのび〜るやつ。
祭で買うとトルコ人が絡んでくるやつ。
トルコアイスを持って家に帰った。
そしたら、姉が怒ったんだ。
シャーベットか普通のバニラアイスを食べたかったのに!
そりゃないぜ。
今だったらそう思う。
でも、当時の僕は、姉の喜ぶ姿と二人で美味しくひんやりアイスを食べる絵への2つの期待が、姉が怒ったことで一瞬でパチンと弾けて雲散霧消したことにショックを受けた。
期待した自分が情けなかった。
バカみたいだ。
悔しい。
もう、泣きじゃくりながら一人でトルコアイスを食べた。
姉と食べたかったのにと思うと余計に悲しくなった。
人生で一番覚えているおやつでした。